「建築トラブル/弁護士会議」7 契約の話 の続き

2018.07.09 Monday

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    アクセス数が「ビックリ!」だった(多かった)ので 続編です。

    「仮契約」という契約 は特に定義はないので、それぞれ慎重に対応して下さい というのが前回の話。

    今回は「工事契約」の話。

    一般に「工事契約」には「設計・監理」の契約を含んでいる事が多いようです。
    大手ハウスメ-カ は「建築士事務所」として登録しており「設計・監理」を業務として対応します。

    「設計・監理」の業務をハウスメ-カ に依頼するか 別に契約(建築家・設計事務所)するか によりますが、
    別に契約(建築家・設計事務所)する場合は後回しにします。

    つまり、大手ハウスメ-カ による「設計施工」の場合の「工事契約」のお話しです。

    ふぅーっ。前置きが長い!!

    一番多い事例です。ハウスメ-カ は大手も中小も、この対応事例が多いはずです。
    この場合「重要事項説明」から話が始まります。
    その後「設計・監理契約」「工事契約」と進むのが正しい手順です。

    「工事契約」と言いながら「設計・監理契約」を含んでの契約になる事が多いようです。

    契約書には、金額を記入する欄があります。
    金額の内容理解には「見積書」が必要ですから「契約書と見積書」は一体のものです。
    見積書の理解には「図面」が必要です。

    つまり「工事契約」には「契約書+見積書+図面」が ワンセット で必要になります。

    そして、この「見積書と図面」は詳しい程、良い契約 です。
    どの程度詳しいのが良いかと言うと、

    できるだけ多くの「パーツ(建材など)」の メーカー/商品名 が書かれている事

    が必要です。



    「建築トラブル/弁護士会議」6 契約の話

    2018.07.07 Saturday

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      今回加えた話題です。

      家づくりのトラブル事例には「契約書がない」事例も多くありますが「契約書がある」事例も少なくありません。
      で、「契約」の話です。

      「仮契約って何?」というのが最初の話題です。

      結局「良く解らん」というのが 感想 です。
      どうやら「仮契約」って正式名称ではない らしいです。

      もしかしたら、家づくりの プロセス には「必ずしも登場しない」のかも知れません。
      各ハウスメ-カ-毎に対応の仕方は マチマチ で、何回かの打合せの後で交わす書類を言うようです。
      従って、定義はありません。

      「弁護士会議」ですから弁護士と意見交換しましたが、「それって契約ではない」というのが結論です。
      「AとBとがCをする」約束をするのが「契約」ですが、「仮契約」は何をする約束なの?
      ということです。

      書類に署名したり押印したりする際は、内容を自分で確かめて下さいというのが結論です。

      「設計契約」「監理契約」「工事契約」の話も展開しましたが、それは後日・・・。



      「建築トラブル/弁護士会議」5 ベタ基礎とベタコン の話

      2018.07.06 Friday

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        ベタ基礎はお勧めしませんが、ベタ基礎とベタコン の区別はできるようになって欲しいですね。
        ベタコン は 土間コン と呼ばれたりしますが、間違って ベタ基礎 と呼んでしまう事があります。
        どこが どう 違うかと言うと

        床下2

        昨日の 図 と比べて下さい。

        ベタ基礎 は建物の荷重が ベタ基礎全体で 地盤に伝わる
        のに対して
        ベタコン は 平に施工された コンクリ-ト 部分は、建物の荷重を受けていない。

        のがお分かりだろうか。

        ベタ が平に コンクリ-ト 打設する事を意味していると思うが、その点では共通だが
        一方は「基礎」だが他方は「単なる床」だ。
        床の荷重は、布基礎部を経て地盤に伝わる。

        ベタ基礎 と ベタコン は区別して使いたい言葉なのだ。
        でも、混同して使う事が少なくないのですよ。




        「建築トラブル/弁護士会議」4 基礎の話

        2018.07.05 Thursday

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          布基礎 と ベタ基礎 を解説しておきます。

          基礎

          「絵」(図?)の出典は「住宅金融支援機構の木造住宅工事仕様書」です。
          全国版なので札幌用に読み替える必要があります。
          例えば、図の左下に「根入れ深さ(250)」とありますが →札幌用に読み替えると「凍結深度(600)」 です。

          ベタ基礎の図も同様です。
          ベタ基礎の図の右端に「スラブ厚さ(200)」とあるので、ベタ基礎の表面は地盤面より 400(つまり40センチ程)低くなります。
          となると「外部からの水の浸入」の対策を考えねばなりません。

          住宅床下の高さを周辺地盤より高くしておくのが、一般的な「外部からの水の浸入対策」なのですから。
          その事は、この図でも「外部地盤より内部が高く表現」されていて、50という数字がその事を示しています。

          ベタ基礎で両方を実現するには「スラブ厚さ」が 500 程度になり、現実的ではなく経済的でもありません。
          加えて、重たくなるのも気に入りません。

          で、ベタ基礎はお勧めしません、というのが私の意見です。
          違う意見があって結構ですし、実例情報があれば知っておきたいとも思っています。



          「建築トラブル/弁護士会議」地盤・基礎・契約 を話題に 3

          2018.07.04 Wednesday

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            地盤の デ-タ 表の中の「換算N値」に注目します。

            「40.9」は 次の表の数字と見比べる数字です。

            地盤

            「30」より大きいので「布基礎、ベタ基礎、杭基礎」どれでも良い事が読み取れます。
            ただし「40.9」は 総貫入量(左端)を読むと 「2.75」 とあります。
            つまり、深さ「2.75」M に支持させるなら・・・ という事です。

            その深さまで「どうする?」という判断が求められます。

            1) 「布基礎」の底の深さを「2.75」M にするなら 布基礎で良い のです。

            この判断は 一般的ではありません。なぜなら「基礎の立ち上がり部分」が長過ぎるので経済的ではないのです。
            (地階を計画している場合は「あり」かも知れませんが・・・)

            2) 「杭基礎」にして 杭の長さを 3M にして 布基礎を載せる のが妥当と思われます。

            3) 「ベタ基礎」は 検討すらしない のが一般的でしょう。

            という話が 建築界の常識 です。一般向きには 丁寧に説明しなければ伝わらないばかりか
            丁寧に説明しても理解してもらえるかどうか・・・とも思います。